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スペイン語と英語は似てる?違いや難易度、同時に学べるのか解説!

2021年4月1日

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疑問に思う人

スペイン語と英語ってどのくらい似てるの?

こういった方向けです。
本記事では、スペイン語と英語がどのくらい似ているのかを語彙・文法・発音の観点で詳しく紹介し、またなぜ似ているのかの背景を解説しました。

私はスペインに留学経験があり、英語歴13年です。
この言語経験をもとにお話します。

スペイン語と英語は似ている?違いや難易度、同時に学べるのか解説!

今回はこのようなトピックでお話していきます。

それではいきましょう!

スペイン語と英語の基本情報

スペイン語と英語ですが、結論から言うと似ています

これは感覚的なものではなく、理由があります。
まず2つの言語の背景について少し説明させてください。

これから先に少し難しい単語が出てきますが覚える必要はないので、なんとなくイメージだけ掴んでいただけたら幸いです。

まず、英語とスペイン語では言語のグループが違います。
英語は「ゲルマン語派」、スペイン語は「ロマンス諸語」というものに分類されます。

「語派・・?諸語・・?」という方のために「語族」について簡単に説明させていただきます。
どの言語も語族というものがあります。
語族というのは歴史や文法の特徴から、起源が同じだと考えられる言語を分類したものです。

その語族を起点として細かいグループへと枝分かれしていきます。

英語とスペイン語は、細かいグループは違うものの、遡っていくと同じ祖先である「インド・ヨーロッパ語族」というものに属します。

つまり、平たく言うと祖先となる言語は一緒なのですが、細かく分類すると違うものに属するということです。

悩んでいる人

難しい・・・!なんでこの説明をするの?

実はこのグループが近ければ近いほど、言語の特徴が似ているからなんです!

例えば、スペイン語が属しているロマンス諸語には他にフランス語、イタリア語、ポルトガル語などがあります。
スペイン語とポルトガル語は発音は異なるものの、文面では意思疎通ができるほど似ています!
同じくスペイン語とイタリア語もかなり似ており、頑張れば通じます。

このように一般的にグループが同じ言語であればあるほど、似ているということができます。

疑問に思う人

じゃあ、英語とスペイン語はグループが違うからあんまり似ていないんじゃない?

普通はそうなんですよね。
しかし、実は英語は少し特別な言語なんです。

ココがポイント

英語はゲルマン語派でありながらロマンス諸語の影響を強く受けている!

そうなんです!
つまり、英語と、スペイン語などのロマンス諸語はグループは違うのにも関わらず多くの共通点があるのです!

そのようなことは普通はありません。
では、なぜこのように多くの共通点があるのでしょうか?

これには歴史が深く関係しています!
1066年に「ノルマン・コンクエスト」という、ノルマンディー公国がイングランド王国を征服するといったことがありました。
当時、ノルマンディー公国はフランス北部に位置する国でロマンス諸語を採用していました。
イングランド王国では、英語の祖先である古英語が公用語だったのですが、この征服によりロマンス諸語を大きく取り入れることになりました。

そのため、これ以降の英語は中英語と呼ばれるロマンス諸語の影響を色濃く受けたものへと発展していきました。

つまり、この「ノルマン・コンクエスト」が英語の歴史でのターニングポイントであり、このことによって英語はロマンス諸語の特徴も併せ持つようになりました

なぜ英語とスペイン語が似ているのかおわかりになっていただけたでしょうか?
それでは、これからは具体的にどのような点で似ているのか語彙・文法・発音の観点から掘り下げていきます!

単語

結論から言うと、英語とスペイン語の単語はかなり似ています

以下の表に英語とスペイン語で全く同じ、またはほぼ同じ単語を並べてみました。
ご覧ください。

意味英語スペイン語
俳優actoractor
基本basicbásico
対立conflictconflicto
colorcolor
誤りerrorerror
音楽musicmúsica
完璧perfectperfecto
似ているsimilarsimilar
宗教religionreligión
情報informationinformación

「こんなに似ているんだ!」と驚かれた方も多いと思います。

実はこのように何千と英単語とほぼ同じ単語が存在します
先程も紹介したように「ノルマン・コンクエスト」時に語彙が大きく流入したことが原因だとされています。

そのため英語がある程度できると、スペイン語の学習を有利に進められることは多いです。
「英語とスペイン語を同時に学んでも大丈夫なのか?」については後ほど詳しく解説します。

文法

結論から言うと、英語とスペイン語の文法は少し似ていると言えます。
文法においてはどちらが難しいかと言われれば、スペイン語の文法だと思います。

難しいという表現が適切かはわかりませんが、とにかく覚えなければならないことが多いです。

イメージを持っていただくためにスペイン語の文法の特徴をいくつかご紹介します。

特徴1

主語によって動詞が大きく変化する!

スペイン語の最大の特徴の1つであり、挫折する方の9割の理由はこれだと言われています。
例えば、英語だと飲むという意味の単語は「drink」ですがこれが変化するのは、三人称単数のsがついて「drinks」となる時くらいですよね。
スペイン語では飲むは「beber」が基本形なのですが、主語によって以下のように変化します。

主語動詞
Yo(私)bebo
Tú(君)bebes
Él, Ella, Usted(彼、彼女、あなたの丁寧な言い方)bebe
Nosotros(私たち)bebemos
Vosotros(君たち)bebéis
Ellos, Ellas, Ustedes(彼ら、彼女ら、あなたたち)beben
悩んでいる人

恐ろしい・・・

しかもそれだけではありません。。
過去形2つ、未来形、そして過去未来形という「過去か未来かどっちやねん!」という時制もあります・・・。

これを聞いて戦意喪失してしまった方もいるかもしれません。。
スミマセン。でも安心してください!

日常会話で使うものはかなり限られていますし、ネイティブでさえ活用形を間違えてしまうことがあるそうです。
それに、ほとんどの活用は規則に従えば大丈夫です。(主語が「私」の場合はこの形かな、というように推測できます)

ラテン系の人にはとても気さくな方が多く、文法を間違えても強く指摘されることはほぼないでしょう。
これも安心材料の1つですね。

では、次の特徴へ移ります。

特徴2

男性名詞と女性名詞がある!

疑問に思う人

男性名詞??女性名詞?聞いたことない・・・!

という方が多くいらっしゃるかと思います。

実はスペイン語では名詞を男性名詞・女性名詞と区分します。

例えば、el chicoは「男の子」という意味で男性名詞、chicaは「女の子」という意味で女性名詞です。
そしてこれは人に限った話ではなく、一見男女が関係なさそうな物でも区分します
例えば、「月」という意味のla lunaは女性名詞ですが、「太陽」という意味のel solは男性名詞です。

これを覚えるのはなかなか骨の折れる作業かもしれません・・。

心配している人

なんかスペイン語って難しそう・・

しかし、世界の言語全体で見ると、名詞に性がある言語とない言語は半々くらいだそう。
つまり、これはスペイン語に限ったことではなく、多くの言語で持っています。

皆さんご存知の通り、日本語や英語は名詞に性がない言語です。
そのため、最初は親しみにくいかもしれませんがそこまで臆することはありません。

見分け方がありますし、仮に間違えてもほとんどの場合伝わります。

ただいくつかの単語は男女が変わると意味が大きく変わってしまうことがあります。
例えば、

Capitalという名詞

El capital(男性名詞)・・・資本
La capital(女性名詞)・・・首都

このような単語については少し注意が必要ですね。

以上がスペイン語文法の最も難しい部分でした。
動詞の変化形、名詞の男女の区別など覚えることが多いのが特徴ですね・・。

しかし、どの言語にも苦労する部分もあれば楽な部分もあります!
ここからは、スペイン語の文法の簡単な部分、便利な部分をご紹介します!

メリット1

主語を省略することができ、語順は自由!

先程、主語によって動詞が変化することをご紹介しました。
これは確かに大変なことなのですが、その分主語を省略できるというメリットがあります。
なぜかと言うと、動詞を見ただけで誰が主語のか見分けがつくからです。

また、このような理由からスペイン語は語順に柔軟性を帯びています。
英語では「SVO」など語順がしっかり決まっていますが、スペイン語では語順をある程度入れ替えてもよく自由度が高いです。
この点では日本語と似ているとも言えるかと思います。

メリット2

疑問文を作るのが簡単!

これもスペイン語の便利な部分です。

例えば、英語では
You want this.(あなたはこれが欲しい)
これを英語にすると
Do you want this?
というようにDoを付けたり、語順を入れ替えたりしなければなりません。

それに対し、スペイン語で同じ文章を言おうとすると

疑問文

通常:Quieres esto.
疑問文: ¿Quieres esto?

というようにクエスチョンマークを付けるだけで完成です。
これは会話する際にかなり助かります。

発音

結論から言うと、英語とスペイン語の発音はかなり違います

むしろ日本語とスペイン語の発音の方が似ているということができます。
そういう意味で日本人にとってスペイン語の発音は簡単な部類に入るかと思います。

まず1つ目の注目ポイントは母音です!

ココがポイント

スペイン語の母音は日本語の母音と同じ!

日本語の母音は「あいうえお(aiueo)」でスペイン語の母音は「aeiou」です。同じですね。
英語の母音は17個もあると言われているのでそれに比べればかなり発音がしやすいと言えます。

また、スペイン語の子音についてもいくつか例外はあるものの、基本的にローマ字読みをすることができます。
子音について1つ大きな特徴を挙げるとするとやはりこれになります。

ココがポイント

「R」では巻き舌をする!

これはスペイン語の最大の特徴の1つであるので知っている方も多いかと思います。
スペイン語では「R」の発音では巻き舌をしなければなりません。
もし巻かないと「L」との区別がつかなくなり、全く違う意味として伝わってしまうことがあります。・
とはいえ、どうしても巻き舌ができない人も「L」としっかり区別をつければ伝えることができます。

これ以外にも「H」は発音しないこと、「Z」は英語のthのように発音することなど細かいルールはありますがこれは練習次第ですぐ自然に身につけることができます。

スペイン語と英語は同時に学べるか?

さて、「スペイン語と英語を同時に勉強したい!」という方もいらっしゃると思います。

果たしてそれはどうなのでしょうか?
結論から言うと、

ココがポイント

どちらかのレベルが高い場合はアリ

だと思います。

どういうことかと言うと、同じレベルだと単語がごちゃごちゃになってしまうからです。

言語が似ているということはメリットとデメリットがあります。
メリットは、どちらかがを習得したらその似ている単語も習得しやすいことです。
例えば、スペイン語をかなり話せるようになってきたらポルトガル語やイタリア語は他の言語よりもかなり短期間で習得可能です。
これは1から始める言語に比べてハードルが低いので、独学でも習得しやすいと言えます。

逆にデメリットとしては2つの言語がまぜこぜになり、混乱してしまうという点です。
これはどちらも言語もまだ初心者だと起こりやすいです。
話そうとすると無意識に違う言語の単語が混ざってしまったりします。

これは混乱を招いてしまうので避けるべきです。

つまり、英語かスペイン語のどちらか一方で流暢に話せるようになれば、両言語を同時に学ぶことは良いと思います。
逆にどちらも同じレベルであれば、混乱を招いてしまうという意味であまりおすすめはしません。

まとめ:スペイン語と英語は似てる言語です

スペイン語と英語の言語的な背景や、具体的な違いや特徴をお話しました。

まとめると、以下のようになります。

まとめ

  • 英語はスペイン語などロマンス諸語の影響を強く受けている
  • スペイン語と英語は「語彙」が最も似ている
  • スペイン語文法は覚えなければならないことが多いが、便利な部分もある
  • 発音はむしろ日本語に似ており、ローマ字読みで通じることも多い
  • どちらかのレベルが高いなら同時並行で学ぶのはアリ

文法が大変な面はありますが、英語に比べて例外が少ないので一度その壁を乗り越えれば一気に上達することができるのではないかと思います!
また英語と全体的に似ている + 発音が比較的日本語に似ているという点で、始めやすい言語であると言えます。

英語に興味のある方は、以下の記事で英語の勉強法完全版を書いたので、ぜひご覧ください!(独学可能です)

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今日も読んでくださりありがとうございます!

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