藤井風の『優しさ』聞いてて落ち着く!この曲はどんなメッセージを含んでいるのかちゃんと知りたい!
そう思ったあなた!
この記事を読めばこの詩の魅力がさらにわかります!
オラ!アジャノです!
普段は音楽の記事を書いています。
今回は愛で溢れた歌「優しさ」に込められたメッセージを徹底解説&考察します!
前回の【藤井風】もうええわ(歌詞に込められたメッセージ徹底解説&考察)に引き続き、第五弾です!
歌は様々な解釈があってしかるべきなので、個人の解釈として参考までにお願いします!
藤井風初のワンマンライブ『NAN-NAN SHOW 2020』Blu-rayが遂にリリースされました!
それではいきましょう!!
【藤井風/優しさ】歌詞の意味を徹底考察!ピアノの旋律が美しい曲
今回も、彼が「優しさ」を解説する動画を出しているのでそれを参考に見ていきます!
それがこちら ↓
時間がない方のために要約すると、
「優しさへのラブソング。
人に優しく出来ていないのに人に優しくされた時、自分が恥ずかしいと思った体験がインスピレーション。
優しさは弱さではなく「強さ」であり、「かっこいい」。」
と言っていました。
「おお・・・!今回は難しい言葉がなくてスッと入ってきた・・・!」
と思われたと思います。
風君のすごいところは、とても詩的な表現を入れつつ、なんとなく聞いていても理解できるような表現も入れるところだと思います。
つまり、全部簡単な歌ではないし、全部難しすぎる歌でもない。
さて、今回の詩の「あなた」「あの人」は全て、「自分が優しく出来ていないのに優しくしてくれた人」が当たります。
つまり簡単に言うと無条件で愛を与えてくれる女神のような人ですね。
これは普通の人かもしれませんが、私はこれはハイヤーセルフに対してでもあるのかも?と思いました。
ハイヤーセルフはもう一人の自分で、無条件で愛を与えてくれる「優しさ」の権化のような存在です。
詳しい解説はこちらをご覧ください。
【藤井風】何なんw (歌詞に込められたメッセージ徹底解説&考察)
「何なんw」で主人公はハイヤーセルフの愛を無視し続けていましたよね。
しかし「もうええわ」で執着や重荷から解放されて愛を学び、
「優しさ」で今までずっと支えてくれたハイヤーセルフに気付き感動する。
では、これらのことを参考に歌詞を見ていきます!
優しさ 1番
今何を見ていた あなたの夢を見た
優しさ/藤井風
優しさに殺られた あの人の木陰で
今何を見ていた あなたの影を見た
優しさに震えた あの腕の中で
解説:木陰、影。
木陰は「場所」で影は「形」ですね。
そしてどちらも光が関係しています。
この点から「あなた」は強い光から守ってくれるような存在なのではないかと。
強い光とはなにか?
これは「広い世界」のネガティブなものということかもしれません。
そして「あなた」を木に例えています。
木は「わたし」より大きく高いですよね。
この事からも高い視点にいるハイヤーセルフを指し得るのではないかと思います。
温もりに 触れたとき わたしは冷たくて
優しさ/藤井風
優しさに 触れたとき わたしは小さくて
解説:これは、まさに彼が解説で話していた「人に優しく出来ていないのに人に優しくされた」体験のことを言っていましたね。
この広い世界の中じゃ収まらない
優しさ/藤井風
あなたの心 わたし泳ぐだけ
解説:あなたの心は先が見えないほど広い海のようなのに対し、わたしの心は狭すぎてそこを泳ぐことしか出来ないと例えています。
ちっぽけで からっぽで 何にも持ってない
優しさ/藤井風
優しさに 触れるたび わたしは恥ずかしい
解説:わたしは心に余裕がない。
誰かに優しくしてもらうたびに、それを強く認識してしまって恥ずかしくなる。
知らぬ間に 失くしちゃうから
優しさ/藤井風
心に深く刻み込んだ あなたの眼差し
解説:時が経つとその「優しさ」も忘れてしまうから、心の奥底にあなたの眼差しとともに刻み込んだ。
「心の深く」と言えば、ハイヤーセルフですよね。
「自分から真剣にハイヤーセルフと向き合った」ということも示しているのかもしれません。
今何を見ていた あなたの目を見てた
優しさ/藤井風
優しさに殺られた あの人の木陰で
今何を見ていた あなたの影を見た
優しさに震えた あの腕の中で
解説:曲の始めのサビと異なるのは
「夢を見た」と「目を見てた」の部分ですね。
「夢を見た」はぼんやりだったのに対し、「目を見てた」ははっきりと記憶が残っていますよね。
この直前で「眼差しを刻み込んだ」わたしははっきりと優しさを実感しています。
優しさ 大サビ
置き去りにした愛情を 探しに帰って
優しさ/藤井風
温もり満ちた感情を いま呼び覚まして
凍えた心が愛に溶けてゆく
花の咲く季節が戻ってくる
解説:「愛」や「優しさ」をもう一度取り戻そうと語りかけます。
ここで大切なのは最初からなかったわけではないということ。
人は生きていく過程の中でいろいろな人に会い、いろいろな経験をしどこかで愛や優しさを落としてしまうこともあります。
しかし、最初は共通して誰も持っている。
だからまた取り戻せるのだと。
ここでは大切なことを教えられた気がしました。
「花の咲く季節が戻ってくる」は、「あなた」のおかげで「優しさ」を取り戻せた「わたし」が人生の色を再認識し始めます。
Ah…
優しさ/藤井風
解説:私は魂の喜びに聞こえました。
優しさを取り戻した「わたし」は再スタートします。
今何を見ていた あなたの目を見てた
優しさ/藤井風
優しさに殺られた あの人の木陰で
それだけで良かった 何より強かった
優しさでよかった ただそれだけで
解説:「愛」「優しさ」は何より強く、それだけで十分だ。
彼は「もうええわ」の解説でもいつでも愛を選ぶことが出来たら全てうまくいくと言っていました。
優しさ、「あなた」の死後に気付いたのか?
いかがでしたでしょうか?
ふと、「優しさ」をテーマにした歌なのにピアノの音色が冷たい印象を受けるのはなぜかと考えました。
すると、もしかしたらこれは「あなた」の死後に書かれた曲なのではないかと思いました。
「あなた」が亡くなった後にようやく優しさや愛の大切さに気付いた。
そうすると「あなた」に関する言葉が全て過去形であることや影や夢などが出ることも頷けますよね。
この解釈でいくと「あなた」はハイヤーセルフではなく人ですね。
そして、彼は「この曲の2番は必要ないと思った」と語っていました。
それは「人生は長くないから早く気付かなきゃ失ってしまう」という戒めの意味があるのか・・。
んー難しいですね。
明確に見えそうな歌詞でも全然違う解釈があるのかもしれません。
でも、どの解釈にも不正解はないと思うので、あなたにしっくりと来るものを探してみてください!
5月20日藤井風カバー集『HELP EVER HURT COVER』が復刻リリース!
『NAN-NAN SHOW 2020』DVD & 『HELP EVER HURT NEVER』アルバムはこちらから!
『優しさ』のMV徹底解説&考察はこちら!
藤井風【優しさ】MVを徹底考察!親の最後を描いている?
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今日も読んでいただきありがとうございます!