英語の発音が難しすぎて無理!
こういった方向けです。
この記事を読めば英語の発音の難易度についてよくわかります!
オラ!アジャノです。
今回は日本語話者として英語の発音が他の言語と比べてどれほど難しいのかについて見ていきたいと思います!
私は英語、スペイン語、フランス語、アラビア語を話します。
この言語経験をもとにお話します。
英語の発音は難しい?その特徴やルールは?【他の言語と比較】
言語の難易度は、その人の母語とどれほどの相違点があるのかで決まってきます。
英語が母語の人にとってはその発音や語彙からオランダ語が簡単と言われていますが、日本語が母語の人にとっては漢字を使うという点で中国語は学びやすかったりします。ただ発音の面では中国語は日本語と大きく違います。
今回は私が学習している
目次
- 英語
- スペイン語
- フランス語
- インドネシア語
- アラビア語
の5つを日本語を母国語とする人の観点からその特徴を紹介していきます。
特に英語とスペイン語は学習歴が長いので参考になると思います。
英語:難易度★★★
まず、他の言語と比較するには英語の発音のどこが難しいのか説明しなければなりません。
今回は英語の難易度を★3つとして、それを基準にして他の言語と比べていきたいと思います。
これから付ける難易度はあくまで個人的な見方も入っていることをご了承ください。
それでは英語の発音の特徴を見ていきます。
ここが難しい!英語の発音
- 母音の多さ
→英語の発音がなかなかそれっぽく聞こえない人の多くの理由は母音にあると思います。
実は英語の母音は17個もあると言われています。
例えば日本語では「ア」という1つの音でも英語では[æ] [ɑ] [ə] [ʌ]と4つあります。 - 子音の複雑さ
→有名なのだと「r」と「l(エル)」の違いですね。
また「s」と「sh」の違いなど子音を見ても日本語とは違う発音の仕方をするものが多くあります。
スペイン語:難易度★★
続いては、スペイン語。
スペイン語は英語よりも発音が簡単であると思います。
その理由の一つとして、日本語の発音と似ていることが挙げられます。
ローマ字読みに比較的近いと言えるかもしれません。
そのため、日本人にとってサウンドが比較的クリアに聞こえると思います。
もちろんスペイン語圏の人は基本的に話すのが速いので、聞き取りにくい時も多いです。
とはいえ、それでも日本語話者としては比較的聞き取りやすいと言えるでしょう。
それではスペイン語の発音の特徴を見ていきます。
ここが難しい!スペイン語の発音
- rの巻き舌
→スペイン語の最大の特徴はその巻き舌にあるでしょう。ただ、巻き舌が出来ない人も巻いていない時としっかり区別をつければ伝えることができます。 - jとgの音
→これらの子音はhの発音と似ているのですが、少し違います。少し喉に引っ掛けたような音で発音します。
スペイン語と英語が似ているかどうかについては以下の記事で解説しています。
スペイン語と英語は似てる?違いや難易度、同時に学べるのか解説!
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フランス語:難易度★★★
続いては、フランス語。
こちらは英語と同じくらい複雑だと思うので★3つにしました。
フランス語は母音、子音ともに結構複雑でイレギュラーな読み方が多いのが特徴です。
フランス語を聞いたことがある人は「あんなの発音するの不可能だろ・・」と思うかもしれません。
確かに難しいですが、最初に聞いた時ほどの難しさはないとも思います。
英語と同じようにできるだけ多くのネイティブの発音を聞いてそれを真似していけば習得できる範囲であると言えると思います。
それではフランス語の発音の特徴を見ていきます。
ここが難しい!フランス語の発音
- rの音
→フランス語の発音の特徴もやはりrの発音にあります。これは巻き舌ではなく、うがいをするような音を出します。 - リエゾン
→通常は発音しない語尾の子音が、次の語頭の母音と繋げて発音されるというルールです。英語でもスペイン語でもリエゾンはありますが、フランス語では特に顕著です。 - ローマ字読みできない
→フランス語では「ai」をエと発音したり、「au」をオと発音したりとイレギュラーな発音が多いので最初はほとんど読めないと思います。ただ、これは発音それ自体が難しいわけではないですし多くの単語に触れていくごとに段々と読めるようになりますので安心してください。
フランス語と英語が似ているかについては以下の記事で解説しています。
フランス語と英語は似てる?違いや難易度、同時に勉強可能か解説!
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インドネシア語:難易度★
お次は、インドネシア語。
インドネシア語は比較的シンプルな言語で日本人も学習がしやすいと言われています。
インドネシア語の文法はとても簡単であり、発音もまたシンプルです。
発音と文字がほぼ対応しており、イレギュラーな音も少ないです。
今回紹介する5つの言語の中では最も学びやすい言語であると言えると思います。
それではインドネシア語の発音の特徴を見ていきます。
ここが難しい!インドネシア語の発音
- 特殊な子音
→インドネシア語ではkh, ngなどの特殊な子音があります。そこは少し注意が必要かもしれません。
アラビア語:難易度★★★★
ラストは、アラビア語。
アラビア語は英語よりも難しい発音であると言えると思います。
あの独特な文字でまず圧倒される人が多いかと思いますが、文字自体は本気で学習すればすぐ習得できます。
次に待ち受ける本当の難関は発音。
アラビア語の母音は「あ」、「い」、「う」だけです。(二重母音も「あい」「あう」のみ)
またこの母音は「短母音」と「長母音」に分かれるので合計6つですね。
短母音と長母音は英語でもあるので、問題ないかと思います。
これだけだとシンプルに聞こえそうですよね。
ただ、日本人にとっては英語の発音+応用といった形になると思います。
それではアラビア語の発音の特徴を見ていきます。
ここが難しい!アラビア語の発音
- 子音で未知の音がある
→英語の発音+αという感じです。
多くの子音は英語の子音と同じなのですが、喉の奥でk, gを発音するような音やなど、今まで聞いたことのないような子音に遭遇します。巻き舌ももちろん必要で、勢揃いという感じです。 - 母音が何かわからない!?
→そうなんです。アラビア語は母音を表しません。(正確には短母音)
学習当初は補助輪のような感覚で発音記号を付けることもありますが、普段の会話ではそれらは省略されるので「ア」「イ」「ウ」のどれなのかわかりません。
じゃあどうすればいいのかと言うと、「主語の時、単語の最後はこのような形になる」などの規則がしっかりしているのでまずそれを覚えます。そしてボキャブラリーを増やしていくことで、少しずつ感覚的に読めるようになっていきます。これは相当の努力が必要になるので、やはり覚悟がいると思います。
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英語などの言語は「発音」が全てではなく、1つの要素
いかがでしたでしょうか?
ここまで詳しく紹介して言うのもあれですが、発音それ自体は思ったほど重要ではなかったりします。
1番の目的は相手に伝えるためだからです。
母国語を話す人は「外国人が話す母国語」に慣れていると思います。
例えば私達はアメリカ英語訛りの日本語を聞くことがありますが、普通に理解できますよね。
そのため、多少発音がおかしくても伝わることが多いです。
ただ、だからといって発音が適当であってもいいというわけではありません。
発音を勉強するとリスニング力も向上しますし、その言語へのリスペクトにも繋がります。
それでは発音も練習しながら、言語学習頑張っていきましょう!
今日も読んでいただきありがとうございます!