フランス語の名言、どんなものがあるのか知りたい!
こういった方向けです。
本記事では、フランス語の人生や努力にまつわる素晴らしい名言や恋愛に関する名言をまとめ、35フレーズに厳選しました。
私はフランス語、スペイン語、英語、アラビア語を話します。
この言語経験をもとにお話します。
【フランス語】名言特集!前向きに努力できる人生や恋愛の一言35選
今回はこのようなトピックでご紹介していきます!
※ちなみにフランス語はどのように勉強していますか?こちらの記事で効率的かつ効果的にフランス語を習得するための勉強法をご紹介しているので、合わせてご覧ください。
>> フランス語の勉強法完全版【独学で中級に短期間で到達する方法】
それではいきましょう!!
努力するためのモチベーションになるかっこいい名言編
まずは、努力するための背中を押してくれているようなかっこいい名言をご紹介していきます!
これから名言をいくつか見ていくうちに『成功者のマインド』のようなものが少しずつ見えてくると思います。アプローチは違っていても、核となる部分は結構共通しているんですよね。
普通に読んでいくのもいいですが、「共通点を見つけよう」という視点で見ていくとより楽しめると思います。
それでは早速ご紹介していきます!
Petit a petit, l’oiseau fait son nid
直訳)少しずつ、鳥は巣を作る
こちらは、フランスで古くから語り継がれる有名なことわざです。
みなさんは鳥の巣がどうやって作られるか知っていますか?小さな体でありながら、とても大きく頑丈な巣を作っていますよね。
あれは一朝一夕で作られるものではありません。毎日少しずつ小枝を運び、地道な努力によって少しずつ少しずつ作っていきます。長い鳥では4ヶ月もの期間がかかるそうです。そう考えると途方もなく大変な作業ですよね。
人生での夢や目標は、巣に似ているのかもしれません。
何かを成し遂げるためには、忍耐と継続が何よりも大切であるということを見事に表した名言です。
Qui n’avance pas, recule
直訳)前進しない者は、後退するだけだ
人生において「停止」はありません。なぜなら、世界は自分が止まっている間も回り続けているからです。
そのため、成長するか後退するかのどちらかです。
成長をしようとせずに同じ場所に留まろうとするのは、後退と同じことだといっています。
厳しい言葉ですが、真理ですよね。
一歩ずつ、少しずつでも良いから前に進もう、と背中を押してくれているように聞こえます。
Impossible n'est pas français.
Napoléon Bonaparte
直訳)「不可能」という言葉はフランス語ではない。
フランスで最も有名な偉人の1人、ナポレオン・ボナパルトの名言です。
「私の辞書に不可能の文字はない」という言葉は今でもよく使われていますよね。
ナポレオンは英雄と言われる一方で非人道的でもあって評価は分かれるところですが、1つ確実なことは彼の願望を実現する能力はやはり誰よりも優れていたということだと思います。
Le bonheur n'est pas quelque chose de prêt à l'emploi. Il vient de vos propres actions
Jacques Cœur
直訳)幸せは使う準備ができていない。それはあなたの行動から生まれる。
中世フランスの大資本家ジャック・クールの名言です。
幸せは「取り扱い説明書があって、それに従えばいい・・・」というようなものではありません。
幸せというのは自分が行動しない限り、決して生まれないものだと言っています。
つまり、幸せは受動的なものではなく能動的にならない限りは手に入らないというメッセージです。
Vouloir c'est pouvoir
直訳)望むこと、それはまさにできることだ。
これは「意思あるところに道は開ける」という意味です。
実現したいと思う気持ちをしっかりと持っていればどんなことでも実現できるんだと教えてくれています。
「願望や目標を持つことの大切さ」は古代から健在だったのですね。
A vaincre sans peril, on triomphe sans gloire.
Pierre Corneille
直訳)リスクなしで勝つことは、栄光なしで勝つということだ
フランスで最も有名な劇作家の1人であるピエール・コルネイユの名言です。
もし目標が簡単すぎたとしたら、私達は勝利の喜びを十分に味わえるでしょうか?
犠牲を払って全身全霊で追いかけて手に入れた時にこそ、真の勝利を収めることができる。そして、本当の達成感が得ることができるのだと言っています。
彼の代表作である『ル・シッド』は、それまでの伝統や型にとらわれない悲劇作品で、当時かなりの非難を浴びました。
しかし、時が経った現在では彼の代表作として認められており、17世紀で最も偉大な劇作家の1人と言われています。
このような苦く厳しい経験をした彼の言葉だからこそ、説得力のある名言ですよね。
Vous n'etes pas encore arrivées mais vous etes plus proches qu'hier
直訳)君はまだ達成していないかもしれませんが、昨日よりも近づいているよ
今何か頑張っていることがある人は、とても励まされる言葉ですよね。
ゴールへはまだ辿り着けていなくても、目標を持って進んでいる限りは毎日近づいていると。
つまり、すぐ達成はできなくても、頑張っている限り既に途中までは来ているのだということですね。
昨日より少しでも目標に向かって動けたら素敵ですよね。
À vaillant coeur rien d’impossible.
Jacques Cœur
直訳)勇敢な心があれば、不可能なことはない。
先程もご紹介したジャック・クールの名言です。
私達全員が持っていて、繊細でありながら最も強いものは「心」ではないでしょうか?
まさに心こそが、全ての歴代の偉人を動かしてきた原動力ですよね。
心が強くあれば、無敵なんだというメッセージです。
Nous sommes nos choix
Jean-Paul Sartre
直訳)私達は、私達の選択である
20世紀で最も偉大な哲学者の1人であるジャン=ポール・サルトルの名言です。自分の意志でノーベル賞を拒否した最初の人物としても有名です。
大小に関わらず、私達が下す1つ1つの決断が私達の運命を決めるのだと言っています。環境や他人の影響で人生が決まると思いがちですが、本当は私達の人生は私達が自分で決めているのですね。もしくは誰かに「委ねる」という選択をしているのかもしれない。
そのため、選択にしっかり責任を持って自分で舵を切るべきなのだと教えてくれています。
Peu importe la lenteur à laquelle vous allez tant que vous n'arrêtez pas
直訳)ゆっくりと進んでもいい。やめない限り。
止まらない限りは、ゆっくり歩いてもいいんだよと言っています。
これまでいくつか名言を見てきましたが、やはりアプローチは違っても「核」となるメッセージは共通していますよね。
何もしないのなら、後退してしまう。
しかし、「昨日より一歩でも進んでいるのなら着々とゴールに近づいているから、焦らなくても大丈夫」という考えが根底にあるように思います。
Il ne faut pas attendre d’être parfait pour commencer quelque chose de bien
Abbé Pierre
直訳)何か良いことを始めるのに待つ必要はない
皆さんは、アベ・ピエール氏の名前を聞いたことがありますか?
フランスのカトリック教会の司祭であり、私財を投じてホームレスの救済に一生を費やした人物です。
そのことを踏まえた上で、この名言を改めて見るととても感慨深いですよね。
良いことを始めるのに完璧である必要はない、なぜならそれ自体に価値があるのだから。
そう背中を押してくれているように思います。
C'est toujours le bon moment
直訳)それはいつも適切なタイミングである
もし今がいいタイミングなのか迷っていたら、多くの名言を見る限り、やはり今がいいのでしょう。
「状況が整っていいタイミングが来たらやろう・・」というのではなくて、今すぐにでも始めることこそが重要なのだと教えてくれています。
Les petites causes produisent les grands effets
直訳)少しの原因が大きな影響を及ぼす
少しの不便が世界を変えるほどの発明を生み出すことがしばしばあります。
例えば、本、冷蔵庫、スマートホンなどなど・・。
私達が今身の回りにあるものは、まさに成功者が少しの原因から大きな影響を及ぼした結果のものです。
そう考えると、ワクワクしますよね。
前向きになれる!人生の教訓に関する名言編
続いては、人生の教訓になったり、大切なことを教えてくれる名言をご紹介していきます。
これを読めば、前向きに生きていくためのヒントが見つかるかもしれません。
フランス人は教養がある人が多いことでも有名ですね。
その影響もあってか、著名な文学者・哲学者が数多くいて心に留めておきたい素晴らしい名言がたくさんあります。
今回はその中でも特に今の世の中でも大切なことだと感じた名言を厳選して紹介します!
On ne voit bien qu’avec le coeur. L’essentiel est invisible pour les yeux.
Le Petit Prince
直訳)心でしか物事はよく見えない。本当に大切なものは、目には見えない。
サン=テグジュペリの書いた「星の王子さま」の一節です。(星の王子さまは、聖書の次にたくさん翻訳され読まれていると言われています)
その小説の中の一節で、「肝心なことは目に見えないものなのだ」というセリフがあります。私の大好きなフレーズです。
目に映るものが全て真実とは限らない。
近代の私達は目に見えるお金や物、数字を追いかけてきました。しかし、実は目には見えない多くのものに支えられて生きています。特に現在、多くの人が不安を抱えている中で『本当の豊かさ』についてのサン=テグジュペリさんの教えは心に留めておきたいものばかりです。
星の王子さまは児童文学でありながら、大人向けに人生で大切なことを教えてくれるので、フランス語学習者や興味のある方は特におすすめです。
Chassez le naturel, il revient au galop.
Denis Diderot
直訳)本性を追い払ってみてください。それは大急ぎで戻ってきます。
歴史上初めて百科事典を編纂したドゥニ・ディドロの一節です。
本性はどれだけ隠そうとしても、ふとした瞬間に全て出てしまうものだという教えです。
私達人間は本性から逃げることはできず、向き合い受け入れざるを得ないということですね。
Je pense, donc je suis.
Rene Descartes
直訳)我思う、故に我在り
近代哲学の祖とも言われるデカルトの名言です。誰もが一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
彼は『疑いようのない真実』を見つけようとしました。しかし、なかなか見つかりません。私達が今見ているもの、はたまた私達の肉体でさえ、意外と本当にあるのかは証明できないんですよね。
「いやいや見えるからあるじゃん!」と思うかもしれませんが、私達が見ているものが仮想現実の場合もありますよね。
そうした中で、1つだけどうしても疑いようのないものを彼は見つけました。
それが「今全てを疑っている自意識」です。この存在は否定のしようがありません。
このような意味からも我々の意志は特別な位置を占めているように思えてなりません。
Après la pluie, le beau temps.
直訳)雨の後は、良い天気になる
フランス語のことわざで最も有名なものの1つです。
やまない雨はないですよね。
時には、少しの雨が必要な時もあります。その後に虹を架けるためには。
人生もそれと同じで、もし今どうしようもなく辛くても、その後には必ず幸運が訪れるという意味です。
とても素敵な言葉ですよね。
Quand on a pas ce que l’on aime, il faut aimer ce que l’on a
直訳)愛するものを持っていない時は、今持っているものを愛しなさい
こちらもフランスの素敵なことわざです。
多くの人は「何かが手に入るとまた他の何かが欲しくなる・・」というループの中で生きています。
そのような中で、それがなかなか手に入らないと不幸せとさえ思ってしまうこともある。
しかし、私達はそれまでにどれほど多くのものを手にしてきたでしょうか?
そのことに気付いた時、初めて今の幸運に感謝をし満足感を得るのではないかと問いかけているのだと感じます。
これは物質的な豊かさと心の豊かさの話にも繋がっていきますね。
C’est la vie
直訳)それが人生さ
とてもシンプルでありながら、フランスの文化を色濃く表した名言。
フランスのことわざですが、日常会話でも頻繁に出てきます。
「それが人生」という意味。嬉しい時にも辛い時にもよく使われています。
例えば、嬉しい時は「こんな最高なことが起きるのが人生なのさ!」という意味で使います。
逆に、辛くて落ち込んでいる時も「人生なんだからこんなこともあるさ」と言ってクヨクヨせず、前に進みます。
フランス人の人生観がよく表れた名言です。
Prouver que j’ai raison serait accorder que je puis avoir tort.
Pierre Augustin Caron de Beaumarchais
直訳)私が正しいと証明することは、私が間違っている可能性があることを認めることだ。
『フィガロ三部作』でも有名な18世紀の劇作家であるカロン・ド・ボーマルシェの名言です。
例えば、口論になり両者譲らない状況になったとします。
そこで、自分が正しいことを証明しようとするならば、自分にも非がある可能性も認めざるを得ません。
そもそもどちらかが100%正しいというようなことの方が少ないですよね。
つまり、常に謙虚でいることの大切さを説いています。
Dans la vie on ne regrette que ce qu’on n’a pas fait.
Jean Cocteau
直訳)人生において後悔するのは、何かをしなかったということだけである
芸術家、小説家、映画監督などその活動は多岐にわたり「芸術のデパート」とまで言われたジャン・コクトーの一節です。
「人生の最期に後悔すること」を調べてみるとわかるのですが、トップに上がるのは必ず『何かをしなかったこと』なんです。
『山月記』を書いた有名な中島敦もこんな言葉を残しています。
「人生は何事もなさぬにはあまりにも長いが、 何事かをなすにはあまりにも短い。」
もし今この文章を読んで、頭の片隅に置いていた「したいこと」が浮かんできたのなら、今すぐ始めないと人生はあまりにも短いのかもしれません。
Mieux vaut etre seul que mal accompagné
直訳)悪友といるよりは1人でいるほうがいい
続いては昔からのフランスの格言ですが、現代の人間関係においてもよく当てはまりますよね。
ここでいう悪友とは、もちろん犯罪的な意味という意味だけではありません。
あなたを全く大切にしない人、あなたを陥れようとする人などなど・・。
このような人達と一緒にいるくらいなら、1人でいる方がいいというのが昔からの教えなのですね。
On ne change pas une équipe qui gagne.
直訳)勝っているチームは変えないものだ
スポーツだけでなく、ビジネスなど幅広い分野で使える鉄則と言えます。
私達は勝ち続けている時に戦略やアプローチを変えるべきでしょうか?
よっぽど明確な理由がない限りは、変えるべきではありません。
曖昧な理由で変更してしまうと、足をすくわれてしまうのでしょう。
これは昔からの経験則に基づいているのですね。
Les murs ont des oreilles
直訳)壁に耳あり。
どこで誰が聞いているかわからないから「言葉には気をつけろ」という意味です。
日本語でもまさに同じようなことわざがありますね。「壁に耳あり障子に目あり」
SNSが当たり前となり、誰と誰が知り合いなのかもよくわからなくなった今、特に心に留めておきたいフレーズですよね。
悪口は必ず自分に返ってくるという意味で、こちらも経験則ですね。
Mieux vaut prévenir que guérir
直訳)治すよりも防ぐほうがいい
問題が起こってから対処するよりも、事前に防いだほうがいいという意味です。
日本でも『転ばぬ先の杖』と言ったりしますよね。
特にビジネスではどのミスが命取りになるかわからないので、慎重に考え事前に防ぐ能力が必要になってきますよね。
La parfaite valeur est de faire sans témoins ce qu'on serait capable de faire devant tout le monde.
François de La Rochefoucauld
直訳)本当の勇気とは、大勢の前ですることを誰も見ていないところですることである
17世紀の文学者であるフランソワ・ド・ラ・ロシュフコーの名言です・
もし、自分が達成する素晴らしいことが誰にも見られていないとしたら、それでもやれるでしょうか?これは人によるかもしれません。
そこでこの名言の言わんとするところは、大切なのは名声ではなく、達成そのものにあるということだと思います。
誰も見ていないところでも努力できる人は、やはりどのような形であれ大成功するのかもしれません。
恋愛など愛に関する素敵な名言編
フランス語は「愛の言語」としてもよく知られています。
フランス語と聞けば、ロマンチックな言語だという印象を持っている方は多いのではないでしょうか?
実際に心にすっと入ってくるような素敵な言葉がたくさんあります。
それでは、フランス語の恋愛に関する名言を最後にご紹介します!
La vie est une fleur dont l’amour est le miel.
Victor Hugo
直訳)人生とは花であり、愛とはその蜜である
まずは誰もが一度は聞いたことがある『レ・ミゼラブル』の著者ヴィクトル・ユーゴーの名言です。
人生で最も甘いものは「愛」なのだというロマンチックな表現ですね。
L’amour est une passion qui ne se soumet à rien, et à qui au contraire, toutes choses se soumettent.
Madeleine de Scudéry
直訳)愛が何かに負けることはないが、逆に全てのものが愛に負ける
17世紀の作家マドレーヌ・ド・スキャデリの名言です。
愛の力についてです。
「愛」にはどんなに強いものでも抗えないということですね。
愛によって人生が変わる人がいますが、これは良い意味と悪い意味どちらの場合もあります。
これは愛の二面性を説いた名言ですね。
C’est cela l’amour, tout donner, tout sacrifier sans espoir de retour.
Albert Camus
直訳)これが愛だ。全てを与え、全てを犠牲にすること。少しもの見返りを望まずに。
『異邦人』など20世紀を代表する小説家アルベール・カミュの名言です。
彼自身、何度か結婚する中でトラブルを抱えていたため、実体験に基づくものであると言えます。
何もかも与えて尽くすということは、愛の美しい部分でありながら、恐ろしい部分かもしれません。
こちらも愛の二面性について語った箴言であると言えます。
Aimer, ce n’est pas se regarder l’un l’autre, c’est regarder ensemble dans la même direction.
Saint-Exupéry.
直訳)愛とはお互いを見つめ合うことではない。ともに同じ方向を見ることだ。
続いては、先程も紹介した「星の王子さま」の作者サン=テグジュペリの名言です。
これは関係が末永く続くための秘訣のように感じます。
「あなた」ではなく、「私たち」という考え方ですね。向かい合うのではなく、寄り添うということ。
切磋琢磨しながら支え合うことこそが愛なのかもしれません。
Il n’y a qu’un bonheur dans la vie, c’est d’aimer et d’être aimé.
George Sand
直訳)人生には1つの幸せしかない。それは愛すことと愛されることだ。
こちらはフランスの作家ジョルジュ・サンドの名言。
彼女は父を早く亡くし、最初の夫とも結婚後間もなく別居するようになりました。仕事面でも当時フランスでなかなか作家として認められませんでした。
しかし、彼女は諦めることなく書き続け後にロマン主義の中心人物となります。そして遂には同時代で最も売れた大作家となりました。
そんな彼女だからこそ、愛し愛されるという感情の大切さについての名言は説得力があります。
もちろんこの「愛」は恋愛に限った話ではないと思います。家族、友達などでもお互いに思いやる気持ちのことを言っているのではないでしょうか?
Le cœur a ses raisons que la raison ne connaît pas.
Blaise Pascal
直訳)感情には、理性にはまったく知られぬ理屈がある。
フランスの哲学者であり数学者である天才ブレーズ・パスカルの名言です。
感情は、時に理性とはかけ離れた行動を促すことがあります。
それが「直感」の場合、正しいことがよくありますよね。
つまり、理性では理解できない事こそ、感情がその答えを知っていることがあるということですね。
人間の脳はまだまだ謎が多い分野ですが、おそらく直感に従うことも大切なのでしょう。
L’amour c’est être stupide ensemble.
Paul Valéry
直訳)愛とは、ともに愚かになることだ。
20世紀のフランスを代表する偉大な知性を持つと言われている詩人ポール・ヴァレリーの一節です。
知性の代表とも言えるような人がこの名言を放ったのが皮肉的ですよね。
「パカップル」というのは本当の愛の形なのかもしれません。(そういう意味ではないか・・笑)
Entre deux cœurs qui s’aiment, nul besoin de paroles.
Marceline Desbordes-Valmore
直訳)2人が恋に落ちるのに言葉はいらない。
こちらはフランスの詩人、マリスリーヌ・デボルド=ヴァルモールの名言です。
「これぞフランス語!」という典型的なロマンチックな表現を取り上げてみました。その本場と言えるかもしれません。
恋には理屈はいらないのだということですね。
Vivre sans aimer n’est pas proprement vivre.
Molière
直訳)愛なしで生きることは、「生きている」とは言えない。
フランス古典主義の3大作家の1人モリエールの名言です。
愛を感じることで初めて人は「生きる」ことができるということ。
これも恋愛に限った話ではないように感じます。
人にとって一番辛いのは「無関心」であると言われています。
誰からも思いやりを感じることができなければ、やはり幸せな人生を送ることは難しいかもしれません。
人間関係が希薄になりつつある時代だからこそ、「お互いに思いやる」という気持ちが最も大切なのではないでしょうか?
まとめ:フランス語の名言を知って人生を前向きに生きよう!
今回はフランス語の名言として、人生や愛などの教訓や前向きになれるかっこいい表現をご紹介しました。
あなたの心に響く名言に出会うことはできましたか?
フランス語の名言は芸術的やロマンチックなものから励まされる力強い名言まで幅広くありますね。
フランス語を勉強してこのような文学的な文章が読めたらとてもかっこいいですよね。
他にも素敵なワンフレーズがあったら随時追加していきます!
時々見返して、フランス語の勉強のモチベーションにもしていただけたら幸いです。
ちなみにフランス語はどのように勉強していますか?こちらの記事で効率的かつ効果的にフランス語を習得するための勉強法をご紹介しているので、合わせてご覧ください。
フランス語の勉強法完全版【独学で中級に短期間で到達する方法】
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