Vaundyの『soramimi』かっこいいしノレる!この曲はどんなメッセージを含んでいるのか知りたい!
そう思ったあなた!
この記事を読めばこの詩の魅力がさらにわかります!
オラ!アジャノです!
普段は英語やスペイン語、フランス語などの言語の記事や、音楽の記事を書いています。
今回はVaundy『strobo』徹底解説第七弾!
EDM調で最高にかっこいい「soramimi」に込められたメッセージを徹底解説&考察します!
歌は様々な解釈があった方が素敵なので、個人の解釈として参考までにお願いします!
Vaundy『soramimi』が収録されたアルバム【strobo】はこちら!
【Vaundy/soramimi】歌詞を徹底考察!最悪な世界を空耳したい?
みなさんは「空耳」と聞くと何を思い浮かべますか?
「歌の歌詞などが違って聞こえること?」と思った方は多いかもしれません。
私もそう思っていました。
実際にこの意味をあるのですが、元の意味は少し違うようです。
「聞こえているのに聞こえていないフリをすること」
これが元の意味です。
初耳ですよね。耳だけに。
失礼しました笑
題名と歌詞の内容から、この歌は
この最悪な世界を忘れて距離を置きたい
ということなのではないかと思いました。
つまり、題名の「soramimi」に合わせて言うと、最悪な世界だと知っているけど、知らないふりをしたい。ということだと思います。
そして、この歌は1番と2番の歌詞で2つの世界を描いていると思います。
1番は、現実世界
2番は、ネット世界
主人公はこのどちらの世界にも嫌気が差し、何もかも忘れたいと願っているように感じました。
それでは詳しく見ていきます!
soramimi 1番(現実世界)
今日も愉快だね
soramimi/Vaundy
叶えたい想像に
塞いだ目
だいたいそんなもん
理不尽がお決まりの世界だもん
で、
まあいいかな
このくらいがちょうどいいかなって
自分にも周りの人にもバレないように
手を抜いて
解説:叶えたい「夢」ではなく「想像」と表現しているので最初から無理だと諦めていることがわかります。
本当は叶えたい夢があるけど、この理不尽な世界では叶えられないと投げやりになっています。
そして、必死に生きるのがめんどくさくなった主人公は周りの人だけでなく、自分にもバレないように手を抜いてなんとなく生きています。
つまり、自分が適当に生きていることを知っているのに知らないふりをする「空耳」ですね。
今日も愉快だね
soramimi/Vaundy
支えたいと君に
伝えた日
だいたいそんなもん
振られるくらいが僕らしいんだもん
で、
まあいいから
そのエロい身体を貸してくれ
誰も知らないミッドナイト
携帯越しのタッグファイト
解説:主人公はある日好きな人に告白をします。
しかし、その告白は実りませんでした。
そこで主人公は「だいたいそんなもん」「振られるくらいが僕らしいんだもん」というように最初から期待してなかったと自分に暗示をかけます。
この後半はおそらくまた深夜にゲームをする自堕落な生活に戻ってしまったということではないでしょうか?
散々だな後悔はないけど
soramimi/Vaundy
先天的だ過敏なこの衝動
珍回答だ僕は気にしないけど
1発打ったこのビート鳴らしてよ
さぁ
解説:散々な人生に嫌気が差しますが、後悔はないと言います。
おそらく、後悔はたくさんあり自分が変わりたいと心の底では思っていても、その心の声が聞こえないふり(空耳)をしているのでしょう。
そして「過敏なこの衝動」とは音楽の世界に逃げたくなるということだと思います。
「珍回答」とはどういうことでしょうか?
おそらく、主人公は「普通の回答」を出せない。つまり、普通の生き方ができないのだと思います。
それは繊細な感情の影響だと思います。
それにより、世間と隔たりを感じても「僕」は気にしないと言っています。
Distance
soramimi/Vaundy
This Dance?
Distance
This Distance?
解説:これは世間とDistance(距離)を置き、Dance(踊って)何もかも忘れたいということだと思います。
ちなみにこの曲を初めて聞いた時、ずっとDistanceと言っているように思っており、This Danceは歌詞を見て気付きました。
まさしく「空耳」ですね笑
soramimi 2番(ネット世界)~ラスサビ
今日も愉快だね
soramimi/Vaundy
でも何もかもが不快だね
だいたいそんなもん
自己満たちが踊る世界だもん
で、まあいいかな
このくらいがちょうどいいかなって
自分にも周りの人にもバレないように利を振って
解説:「自己満たちが踊る世界」これはSNSを皮肉った言い方だと思います。
インスタなどでは特に「自分の輝かしい日常生活をもっと見てほしい!」という人は多いですよね。
主人公はそれに不快感を露にしています。
「利を振る」
初めて聞く言葉だったので調べてみたのですが出てきませんでした。
彼の造語ですね。ここも歌詞を読まないと他の言葉に聞こえるかもしれません。
この意味はおそらく愛想を振りまくのような感じだと思います。
今日も愉快だね
soramimi/Vaundy
刺さった枯れ木に注いだ火
だいたいこんなもん
世間は許しちゃくれやせんよ
ぁあ まあいいから
そんなことはどうでもいいからって?
大炎上大炎上大炎上大炎上大炎上
解説:刺さった枯れ木はもう既に弱っていますよね。
それに火を注ぐとはどういうことでしょうか?
これはSNSにおける「炎上」を示しています。
例えば芸能人などよくスキャンダルがありますよね。
それを雑誌などで明かされただけで本人は精神的にかなり弱りますし、大抵は反省の度合いはどうであれ「もう繰り返さない」と思いますよね。
それが「刺さった枯れ木」状態です。
それに「火を注ぐ」のは世間ですね。
直接迷惑をかけられたわけではないし、本人は既に弱っているのに「そんなことどうでもいいから」と、どんどん炎上が過激化します。
そんなネット社会にも主人公は嫌気が差します。
ちなみに「世間は許しちゃくれやせんよ」の人、知っていますか?
ネットをあまり見ない人でも知っている秋葉原の伝説の方ですよね。
気になる方はYoutubeで調べてみてください。
ここはユーモアを交えた場面ではあるのですが、SNSの怖さを強く訴えかけた部分でもあると思います。
soramimi、今日も愉快だね
いかがでしたでしょうか?
度々歌詞で登場する「今日も愉快だね」は
この世界は楽しいと自分に暗示をかけているように思います。
「僕」はどちらの世界にもうまく馴染むことができませんでした。
そんな時は、
「一旦距離を置いて全て忘れてみる」
それは「逃げ」ではなく、「距離を置く」だけだと言ってくれているように私は聞こえました。
「このコミュニティーどうしても馴染めない」
それは学校でも職場でもネット世界でも当てはまると思います。
そんな時に寄り添ってくれる曲かもしれません。
Vaundy 1stアルバム『strobo』はこちらから!
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