King Gnu 白日

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【King Gnu/白日】歌詞の意味考察!罪と向き合う辛さ?

2020年6月30日

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疑問に思う人

King Gnuの『白日』かっこよすぎる!この曲はどんなメッセージを含んでいるのか改めて知りたい!

そう思ったあなた!
この記事を読めばこの詩の魅力がさらにわかります!

オラ!アジャノです!
普段は音楽の記事を書いています。

今回はKing Gnu徹底解説第1弾!
彼らの代表曲の1つである「白日」に込められたメッセージを徹底解説&考察します!

歌は様々な解釈があった方が素敵なので、個人の解釈として参考までにお願いします!

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【King Gnu/白日】歌詞の意味考察!罪と向き合う辛さ?

今回も彼のインタビューを参考にしていきます。
King Gnuが初のドラマ主題歌、坂口健太郎主演「イノセンス 冤罪弁護士」に書き下ろし

ここのインタビューで彼は

大なり小なり誰しもが、罪を犯したり犯されたり、傷ついたり傷つけたりして、それでも生きているのでしょう。そんな時、心の襞にそっと寄り添い手を差し伸べてくれる主人公・黒川拓のような存在ほど大切にしたいものです。自分の書く曲もそうでありたいと願っています。

King Gnu

と話していました。

私はこれと歌詞を踏まえた上でこの曲は

罪と向き合う辛さを歌った曲
だと思いました。

そして、タイトルについて。
みなさんは「白日」と聞くと何を思い浮かべますか?

私がすぐ浮かんだのは「白日のもとに晒す」という言葉で、これは隠された物事を公開するという意味です。

おそらくここでの「罪」は「嘘」だったのではないでしょうか?
嘘をついたことによって相手を傷つけ失ってしまった。

そして白日自体の意味は「くもりのない太陽」です。
主人公はそのような心を持ちたいと願っているのかもしれません。

白日 1番

時には誰かを
知らず知らずのうちに
傷つけてしまったり
失ったりして初めて
犯した罪を知る

白日/King Gnu

解説:本当は傷つけるつもりなんてなかった。
むしろ相手が喜ぶと思ってしたことが結果的に相手を傷つけてしまった

みなさんにはそんな経験がありませんか?

おそらくここでの罪である「嘘」も相手を欺こうとしてついたものではなく、悪意のないものだったのかもしれません。

戻れないよ、昔のようには
煌めいて見えたとしても
明日へと歩き出さなきゃ
雪が降り頻ろうとも

白日/King Gnu

解説:もう時間は戻せません。
輝いていた「あの時」に戻ることはできません。

過去を乗り越えて前を向かなきゃ
そう思っても雪が降りしきっていて足を運べない。

ここで「冬」は冷たく辛い時期の象徴として描かれており、後に出てくる「春」と対比されています。

今の僕には
何ができるの?
何になれるの?
誰かのために生きるなら
正しいことばかり
言ってらんないよな

どこかの街でまた出逢えたら
僕の名前を覚えていますか?
その頃にはきっと 春風が吹くだろう

白日/King Gnu

解説:自分の価値や自分が今何をしているのかわからなくなってしまいます。

誰かのために生きるなら正しいことばかり言ってらんないよな
ここがこの曲での「罪」が「嘘」だと思った大きな理由です。

つまり、「僕」は「君」を守るために嘘をついた
それは優しい嘘のつもりだった。

しかし、僕と君で気持ちのすれ違いが生じ、君は傷ついてしまったのではないでしょうか?

「春」は新たなスタートですよね。
もし、また会うことができたら僕たちは再スタートできるのに
そう思っています。

真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
へばりついて離れない
地続きの今を歩いているんだ

白日/King Gnu

解説:もし自分が生まれ変わったとしても「君への思い」から離れることはできない

なぜなら、「地続きの今を歩いているから」つまり、過去も今も未来も全て繋がっているからです。

結局自分であり続ける限り、また「君」を探してしまうのだろうと思っています。

真っ白に全てさよなら
降りしきる雪よ
全てを包み込んでくれ
今日だけは
全てを隠してくれ

白日/King Gnu

解説:この「罪」「記憶」全て拭い去りたい。

もし、それができるならどれだけ冷たくて辛くても構わない
そう思っています。

「雪」って真っ白で美しいですが冷たいですよね。

白日 2番

もう戻れないよ、昔のようには
羨んでしまったとしても
明日へと歩き出さなきゃ
雪が降り頻ろうとも

白日/King Gnu

解説:どれだけ悔やんでもどれだけ過去を愛しても、昔の日々は帰ってきません。

「僕」は傷が深すぎるだけになかなか前へ進めないでいます。

いつものように笑ってたんだ
分かり合えると思ってたんだ
曖昧なサインを見落として
途方のない間違い探し

季節を越えてまた出逢えたら
君の名前を呼んでもいいかな
その頃にはきっと春風が吹くだろう

白日/King Gnu

解説:いつものように仲直りができると思っていた。
些細なことだと思っていた。

「どこがいけなかったの?」
間違い探しをしても君はもう側にいない
答えはわからないままです。

時間が経ってまた会えたら僕たちは新鮮な気持ちで再スタートできる。
本心では難しいと思っていても淡い期待を抱くことで自分を保とうとしています

真っ新に生まれ変わって
人生一から始めようが
首の皮一枚繋がった
如何しようも無い今を
生きていくんだ

真っ白に全てさよなら
降りしきる雪よ
今だけはこの心を凍らせてくれ
全てを忘れさせてくれよ

白日/King Gnu

解説:「首の皮一枚繋がる」とはわずかな望みがあるということです。
逆に言うとわずかな望みしかないということですよね。

つまり、「君」との関係を修復できる望みはほぼないとわかっている。

心を凍らせて全てを忘れたい
「僕」は限界を迎えており、おかしくなってしまいそうです。

白日 3番~大サビ

朝目覚めたら どっかの誰かに
なってやしないかな
なれやしないよな
聞き流してくれ

忙しない日常の中で 歳だけを重ねた
その向こう側に待ち受けるのは
天国か地獄か

白日/King Gnu

解説全く違うどっかの誰かになれば「君」のことを考えなくて済む
そんな幻想まで抱いてしまいます。

このまま歳だけを重ねなんとなく生きていった先に見えるのは天国か地獄か?

「もうどうにでもなれ」
投げやりになる主人公の心情が迫るように伝わってきます

いつだって人は鈍感だもの
わかりゃしないんだ肚の中
それでも愛し愛され
生きて行くのが定めと知って

白日/King Gnu

解説:人の心の中なんて誰にもわからない。

それでも人間は愛を大切にする。
もしくは愛で傷ついた心を癒やすために別の愛を求めるのを繰り返す「定め」なのかもしれません。

後悔ばかりの人生だ
取り返しのつかない過ちの
一つや二つくらい
誰にでもあるよな
そんなんもんだろう
うんざりするよ

白日/King Gnu

解説:「誰でも罪の1つや2つくらい持ってる」

もしかしたら「僕」の罪である「嘘」は1つや2つではなく、積み重ねだったのかもしれません

厳しく捉えた場合、「途方のない間違い探し」の部分やこの部分から、
『本当はもっと多くの罪、原因があるのに別れの「きっかけ」になった一部だけを見てそれが原因だったと言い聞かせている』
ようにも思います。

白日、罪を乗り越えられず自分も傷つけてしまう

いかがでしたでしょうか?

罪を乗り越えられず、何もかも嫌になって自暴自棄になってしまった姿が描かれているように見えました。

これは恋人だけでなく、友達や大切な人全てに当てはまると思います。

そして、この曲を初めて聞いた時、衝撃を受けました
歌い方、サウンド、ミュージックビデオ、楽曲構成何もかもが新鮮に感じられました。

今日も読んでいただきありがとうございます!

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