フランス語

【2021年最新】フランス語おすすめ文法書(入門、中級、上級別)

2021年5月1日

スポンサーリンク

疑問に思う人

フランス語でおすすめの文法の参考書を知りたい!

こういった方向けです!
本記事では、フランス語でおすすめの文法書を入門、中級、上級とレベル別に徹底解説しました。本当におすすめの良書だけ紹介します!

筆者はフランス語、スペイン語、英語、アラビア語を話します。
どのような文法書が習得を助けてくれるかについては熟知しているので、この言語経験をもとにお話します。

【2021年最新】フランス語おすすめ文法書(入門、中級、上級別)

今回はこのようなトピックでお話していきます!

それぞれの文法書の強みや効率的な使い方をどこよりも詳しくご紹介しています!

それではいきましょう!!

入門向けの文法書

まずはフランス語入門の方におすすめの文法参考書をご紹介していきます!
入門書はたくさんあり選択肢が多すぎて、どの本がいいのか迷われる方は多いと思います。

今回はその中で「解説が丁寧かつ基礎文法を完全に抑えられる」文法書を2冊厳選してご紹介します!

文法から学べるフランス語

フランス語の全ての文法書の中でもロングセラー文法書です。
とても親しみやすく、フランス語への入り口として間違いない本です。

この本のおすすめポイントはこちら!

おすすめポイント

  • 入門書でありながら、幅広い文法をしっかりカバーしている
  • 会話文を通して文法が学べる
  • 練習問題がかなり充実している
  • 発音の解説が詳しくされている(カタカナのフリガナもついている)
  • CDの質がいい

この本の良さを一言で言うと、フランス語文法の指針となるバランスの絶妙な良書です。

他の入門書を見ていると「説明があまりにも簡単で漠然としていて、手応えがない」ということがよくありますよね。読みやすいのは嬉しいけど、得られるものも少ない・・という状態。
一方で、説明が複雑で難しすぎても圧倒されるので、やる気も起こりにくいです。

その点、本書は簡単すぎず難しすぎないので、バランスが絶妙です。
つまずきやすいポイントではしっかりと詳しい解説がありながらも、コンパクトで無駄がないのがすごいところ。

初心者レベルで必要な文法はかなりカバーしています。
会話文を通して文法が学べるので、ストーリーとともに記憶にも残りやすいです。

各々のセクションにて、文法の説明の後に練習問題があるのですが、練習問題がかなり充実しています。
動詞の活用を中心に質の良い問題が収録されています。ここで、学んだ文法がしっかり定着しているか確認できます。

さらに、発音の解説もとても詳しく書かれています。
カタカナのフリガナも載っているので全くの初心者でも発音のイメージが掴めます。フリガナについては賛否両論ありますが、フランス語はローマ字読みとあまりにも違っていて最初はとても戸惑うと思うので、どのように発音をするかの参考程度に使うと良いと思います。

もちろんCD付きで、聞きやすいのでリスニングの練習にもなります。

このように、内容がしっかりとしていながらも割とサクッと学ぶことができるのでおすすめです。

この参考書は比較的幅広い内容をカバーしていますが、それでもこれ1冊のみで初心者を乗り切るのは少し心許ないかもしれません。というのも、フランス語文法は結構覚えることが多く、疑問が湧いてくるうちに本書ではカバーできない部分も出てきます。
そこで初心者向けに更に深い解説があると助かります。

フランス語の文法を網羅しつつも、解説が親切な1冊があるので合わせてご紹介します。

新・リュミエール―フランス文法参考書

フランス語の基礎文法を完全網羅した本です!
本書は、外国語大学でもよく使われており、高い評価を受けている参考書です。

内容が申し分なく充実しているのでフランス語文法の次の一冊として最適です!

この本のおすすめポイントはこちら!

おすすめポイント

  • 中級へ進むための文法が網羅されている
  • 解説が初心者目線で書かれていてわかりやすい&親切
  • 練習問題にヒントも載っており、かなり使い勝手がいい
  • CDは、それぞれの動詞活用の音声まで収録していて親切

この本の良さを一言で言うと、フランス語文法の基礎を完全に固めることができる本です。

フランス語中級へ進むための文法が網羅されています
本書はかなりコンテンツが充実しているので、初めの1冊として使うと少し圧倒されてしまうかもしれません。そのため、1つ前に紹介した『新ゼロからスタートフランス語 文法編』と組み合わさて使うと挫折しにくいと思います!

書かれている内容が多いと、難しそう・・という印象を受けるかもしれませんが、その分解説もとても丁寧で初心者目線でやさしく書かれているので安心してください!

練習問題も使いやすいです。ヒントが書いてある+次のページに答えが載っているので、すぐ確認することができます(他の文法書では問題の答えは巻末にまとめて書いてあることが多く、確認しづらかったりします)

さらにCDが本当に親切です。フランス語では主語によって動詞が変わりますよね。
このCDでは全ての活用で音声が入っているので、繰り返し聞き込めばいつの間にか動詞の活用がかなり身についていると思います。

このように、フランス語の基礎文法を完全に身につけることができるので、おすすめです。

この2冊をやればフランス語初心者は卒業できます!

多くの文法書に手を出しすぎると、一冊一冊が疎かになってしまうので、「これ!」と思ったものを1つずつ極めていくことが大切です。

本記事で紹介した順番で進めると、1冊目でフランス語文法の全体像を掴み、2冊目で基礎文法を完全に固めることができます。

とりあえず今はこの2つの文法参考書をやれば十分です!先を見据えて、中級の参考書を知っておきたい方は次にお進みください。

中級向けの文法書

続いては、フランス語中級者向けの文法参考書です。
入門書は豊富な選択肢がある一方で、中級以上となると一気に選択肢が少なくなります。

今回はフランス語力を次のステップへ進めるのに最適な本があるので、そちらをご紹介します!

ラジオまいにちフランス語 中級をめざす人のフランス語文法

NHKラジオ『まいにちフランス語』で中級レベルの文法をまんべんなくまとめた本です!
基礎文法を学んだ人が更に上を目指すための手助けをしてくれる良書です。

この本のおすすめポイントはこちら!

おすすめポイント

  • シャドーイングやディクテーションの練習に最適
  • 会話文が親しみやすく、文法を覚えやすい
  • 練習問題が程よい難易度で手応えあり
  • 復習にも使いやすい

本書の魅力を一言で言うと、繰り返し使えて確実に力がつく良書です。

まず、本書は30テーマで構成されており、1日1テーマ進めていくことで1ヶ月程度で一周できます

この本の最大の強みはシャドーイングディクテーションに大活躍するところです!

疑問に思う人

なんかシャドーイングとか聞いたことあるけど、それどうやってやるの?

名前だけ聞くとすごく難しそうな感じがしますが、やることは実にシンプルで以下のとおりです。

  • シャドーイング・・・聞こえてきた英文をそのまま真似して発音すること
  • ディクテーション・・・聞いた文章を書き起こすこと

つまり、CDさえあればすぐ始められます

この本はどちらの練習にも最適な構造になっています。
会話文は長すぎない+親しみやすい内容で、CDの音声も聞こえやすいです。

シャドーイングとディクテーションをやることで、リスニング・リーディング・スピーキング・ライティング全てのスキルを同時に高められるので、効果バツグンです。

あとは練習問題が程よい難易度でちょうどいいと思います。
難しめの単語も入っていて若干骨が折れますが、難しすぎるというほどではないので、最も力をつけやすい難易度と言えると思います。

さらに、復習にも使いやすいです。
レッスンごとに文法のエッセンスや、よく使える定型表現がまとめられています。そのため、気軽に復習して要点を確認することが可能です。

このように、様々な用途で使い込むことができるので、おすすめです。

上級向けの文法書

最後はフランス語上級者向けの文法参考書です。

どの言語でも上級向けとなると、まず出ている本が少なく一気に選択肢が狭まります。
しかし、幸いフランス語には『文法の辞書』とも言えるほどの素晴らしい参考書が1つあります。

この本はフランス語文法の全レベルを網羅していると言えると思います。
では、早速ご紹介します。

NHK出版 これならわかるフランス語文法 入門から上級まで

NHK出版の「これならわかる」シリーズのフランス語版です。
「これならわかる」シリーズは他の外国語でも出版されており、そのうち多くがAmazonでもベストセラーになるなど根強い人気があります。

コンテンツの圧倒的な充実ゆえに上級者向けと書きましたが、最初に買っておいても損はなくむしろ便利です。
というのも、初心者の段階で疑問点が浮かんだ時にも辞書代わりとして使えるためです。

この本のおすすめポイントはこちら!

おすすめポイント

  • フランス語文法の入門から上級まで完全網羅している
  • 説明が本当に親切でかゆいところに手が届く
  • 回りくどい冗長な解説もない
  • 初心者でも辞書のような形で使える

この本の良さを一言で言うと、文法の全レベルを網羅するほどの万能書です。
1つ1つの解説が本当に親切で、文法のエッセンスのほとんどをカバーしていると言ってもいいクオリティーだと思います。

内容が濃いのに加え他の入門書ほどは親しみやすくないので、初心者の方は少し圧倒されてしまうかもしれません。
しかし、索引がとても充実しているので「疑問に思ったところだけ調べる」みたいに辞書のように使うのはかなりアリだと思います。

コンテンツが充実している分、説明が本当に親切でかゆいところに手が届きます。
「なぜこのような文法になっているの?」という理論的な部分がわからないとスッキリしない!という方には特におすすめです。

また、これほど広い範囲の文法をカバーしているのにも関わらず、回りくどい冗長な解説はなく、要点がピンポイントに書いてあります。

フランス語などのラテン語系の言語では、文法の最大の難関はおそらく動詞の活用ではないでしょうか?
本書では、それぞれの時制の活用が全て表にされており、網羅されています。
他にも語順など文の組み立て方、形容詞や代名詞などの品詞の詳しい使い方等も全て取りこぼしなく書かれています。

このように、解説の親切さ、内容の濃さともに文句なしの良書です。

まとめ:フランス語文法書は良質でおすすめなものが多い!

フランス語でおすすめの文法書を入門、中級、上級別にご紹介しました!

これまで様々な言語を学習してきましたが、フランス語の文法書は他の文法書と比べて品揃えが多く、良書も多めです。やはりそれは学習者の総数が多いのが理由に挙げられると思います。

ちなみに、本記事で紹介したフランス語文法書を最大限に活用するためには以下のステップを踏むのがおすすめです。

  1. クオリティーの良い単語帳で超基本の頻出単語を抑える
  2. 当記事で紹介した文法書にざっと目を通し、全体のイメージを掴む
  3. 物語や動画を見たり、ネイティブとの会話練習などの実践を通して様々な表現を覚えつつ、気になった文法を本で確認する

このように学習を進めていくのが最も効率良く早く習得できるのではないかと思います。

ちなみにフランス語はどのように勉強していますか?こちらの記事で効率的かつ効果的にフランス語を習得するための勉強法をご紹介しているので、合わせてご覧ください。
>> フランス語の勉強法完全版【独学で中級に短期間で到達する方法】

フランス語は発音がかなり異質なのに加えて、文法も結構複雑なので最初は尻込みしてしまうかもしれません。
しかし、どのような仕組みの言語であるかという感覚を掴んできたら成長が一気に早まります。というのも、フランス語は理論的な言語であるためです。

実は、フランス語が話せるだけで29カ国の人たちと話すことができます。これは公用語としている国の数なので、実際はもっと多くいます。
フランス語が話せるだけで人生が変わるかもしれません。頑張っていきましょう!!

今日も読んでくださりありがとうございます!!

こちらの記事もよく読まれています!

-フランス語
-,

© 2024 アジャノブログ