オラ!アジャノです!
普段はスペイン語やフランス語、英語などの言語の勉強法を発信しています。
去年スペインに留学していました。
今回は、スペイン留学体験記第二弾!
スペイン留学中に起きた、衝撃的な出来事について話していきます。
第一弾はこちらです!
私がスペインへ留学したきっかけ、行く前の準備ややるべきこと
続きを見る
この記事を読めば留学とはどういうものか考えるきっかけになると思います!
「まず日常生活を書くべきでしょ!」
というツッコミが飛んできそうですが、留学のハイライトはどちらかというと住んでいる時に起きた波乱万丈な出来事なのでまずこれを話すことにしました。
話の内容もオリジナリティがあると思います笑
それではいきましょう!
史上最大級のカタルーニャ独立デモ(家が閉じ込められる)
そもそもカタルーニャって?デモのきっかけは何?
皆さんは『カタルーニャ独立』は聞いたことがありますか?
ニュースなどでたまにやっていますが、あまり詳しく報道されていませんよね。
まず、カタルーニャ州について簡単に説明します。
カタルーニャ州はバルセロナを中心とするスペインの北東にある州です。
カタルーニャは独自の歴史・伝統・言語を持っており、その大半がスペイン人としてではなくカタルーニャ人としての民族意識を持っています。
独立運動の元々のきっかけは様々ですが、バルセロナをはじめとするカタルーニャ州の税金の持ち分が多すぎること、政府がカタルーニャを軽視していることなどが挙げられます。
では、私がスペインに住んでいた時(2019年10月)のデモのきっかけについて話していきます。
元は2017年に遡ります。
2017年にカタルーニャは独立の是非を問う住民投票を行うことを宣言しました。
しかし、政府はこれを違法であるとして大量の国家警察を派遣して阻止しようとしました。
その阻止を押し切って、住民は投票しました。
その結果、当時の副首相や他8人が逮捕されて裁判となり、禁固刑となりました。
この有罪判決に対するデモが今回のものです。
ちょっと経緯が複雑ですね。
とりあえずなんとなく全体像を把握していただければ大丈夫です。
カタルーニャ独立デモの体験談
では、ここからは僕が体験した内容を話していきます!
まず、こちらをご覧ください。
「おいおい冗談だろここヨーロッパだろ?」
そうですヨーロッパです。スペインです笑
私が住んでいた所はタラゴナという街で、カタルーニャ州ではバルセロナについで2番目に大きい街です。
なお、私の寮が40秒あたりで映りそうでしたがギリギリ映っていません笑
実は私が住んでいた寮は警察署の近くであり街の中心だったのです。
そのため、戦闘激戦区でした。
その前からデモが激化しているとは聞いていましたがまさか自分の街でここまでになるとは予想していませんでした。
シャワー浴びて、「あれ?なんか外騒がしくね?」と思って外出てみたらこのカオスです。
一応中心まで行って見てきたのですが、警察の大群がこっちに押し寄せてきたので全力で逃げました笑
警察もこの時期は外にいるだけで無差別に叩いてきます。
その後、寮の門が警察に寄って封鎖され、外に出れないようになりました。
このような事態が2、3日続きました。
バルセロナでの暴動はさらにひどく、街が壊れてしまわないか心配なほどでした。
50万人がデモに参加したといいます。
ちなみに燃えているのはゴミのコンテナです。
過激派の人達がゴミのコンテナを始め、いろいろ燃やして道路を塞いだりしていました。
ただここで気に留めておいてほしいのが、これは一部の過激派による暴動ということです。
カタルーニャ独立派の大半は暴力に依らない平和的なデモをしています。
とはいえ、過激派と警察の衝突は衝撃的なもので、21世紀とは思えないような経験をしたと思います。
日本では絶対に見られない光景ですよね。
化学工場大爆発!電車が止まって有害物質が蔓延?
「工場爆発ってなんじゃそりゃ?」
って感じですよね笑
まずは、こちらをご覧ください
これは寮から車で10分のところで起きた爆発です。
監視カメラの映像だけ見ていると、「爆弾でも落とされた・・?」って思いますよね。
私はその時電車に乗っており、バルセロナからの帰り道でした。
電車の中で「何やら近くで爆発が起きたぞ」と騒ぎになっているところでした。
「怖いなあ・・・」
と思っていたのも束の間。
電車が急に止まったのです。
「運行予定は未定です」というアナウンスが流れ、続々と乗客が降りていきました。
止まったのはタクシーも走っていないような田舎です。
おそらく彼らは家族に車で迎えに来てもらうのでしょう。
運が悪いことに私は携帯の電源がもう切れるというところでした。
友達に連絡もできません。
デモなどの様々なものを経験し肝がすわっていた私もさすがに焦り始めました。
すると、こんな声が聞こえてきました。
「これ食べるかい?」
前に座っていた家族連れのお父さんがパンを差し出してくれていました。
ありがたく受け取りました。
私はここでスペイン人、いやカタルーニャ人の優しさを改めて感じました。
その家族の方と談笑していたら幸いなことに30分ほどで電車が動き始めました。
そのあと駅からダッシュで寮に帰りました。
一応、有害物質は含まれてないとの発表でしたがこれには反論もあり、結局のところは曖昧です。
スペイン中でずっとそのニュースをやっていました。
もし、完全に有害物質だったら・・・。
かなり怖い経験でした。
留学は何が起こるかわかりません(気を抜いてはいけない)
いかがでしたでしょうか?
もちろん、私の状況は極めて稀ですが、留学していると思わぬトラブルに巻き込まれたりすることがあります。
怖がらせているのではなく、そういう時に冷静に対処できないと本当に危ない時もあります。
これから留学を考えている方は気を引き締めて安全な生活を送ってほしいです。
私の場合、幸いなことにスリなどを含め、犯罪には一度も巻き込まれませんでした。
それは行く前にちゃんと準備していたからかもしれません。
第三弾はこちらです!
【スペイン留学】スペインの大学での授業、日常生活、お出かけ
続きを見る
今日も読んでくださりありがとうございます!
それでは、最高のスペインライフを!