オラ!アジャノです!
普段はスペイン語やフランス語、英語などの言語の勉強法を発信しています。
去年スペインに留学していました。
今回は、スペイン留学体験記第四弾!最終回です
スペイン留学して自分の中でどんな変化があったかお話します!
【スペイン留学】スペインの大学での授業、日常生活、お出かけ
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この記事を読めば留学したらどんな変化があるのか参考になると思います!
それではいきましょう!!
【スペイン留学その後】留学して、人生変わりました(体験談)
言語により興味を持った
これは私がスペイン語圏に住んでいたのが大きな要因だと思います。
ほとんどの人が英語圏に行きますよね。
私は英語以外の言語を学ぶという経験をしたことで、他の言語にも興味が湧いてきました。
実際、今フランス語を勉強しており、かなり話せるようになったら中国語やヒンディー語にも挑戦していきたいと思っています。
言語って、人を結びつける不思議な力があると思います。
「今はだいたいの人が英語を話せるから必要なくない?」と思うかもしれません。
例えば、もし海外旅行中に困ったことが起きた場合、都市部なら何人かに英語で話しかければ通じることが多いですよね。
「翻訳機がより発達する時代だから言語を学ぶ必要さえなくない?」という人もいるかもしれません。
今のテクノロジーでは細かいニュアンスなどは汲み取れていませんが、将来思ったことをそのまま言語化するようなスーパー翻訳機が開発されるかもしれません。
それでも私は言語を学ぶのは大事なことだと思います。
それは一種のリスペクトだと思います。
スペインで暮らしていた際に、レストランなどでスペイン語を話すと、
「え、スペイン語話せるの!?」
と笑顔になってくれたことがありました。
観光客のほぼ全ての人が英語を使いますし、まして私はアジア人なのでスペイン語を話しだした時に驚いたのだと思います。
世界の大半の人が自分の国の文化や伝統に誇りを持っています。
その言語を勉強するということは、その国の文化に興味を持っているということです。
外国の方が日本語を話してくれたら、
「あ、日本の文化を好きでいてくれてるんだな」
と嬉しくなりますよね。
それを私は体験してから
「もっと違う言語も勉強してたくさんの人と仲良くなりたい」
と思うようになりました。
とはいえ、言語を全て学ぶのは不可能なので話者数が比較的多い+自分自身文化に興味がある言語を選んで勉強しています。
たくましくなった
「ヨーロッパは安全だからぬくぬく暮らしてたんじゃないの?」
と思った方はこちらの記事をご覧ください
【スペイン留学体験談②】波乱万丈!史上最大のデモや爆発事件
日本が安全すぎるので、一つ一つの出来事がさらに大きく感じられたのかもしれません。本当に素晴らしい国です。
とはいえ、上の記事で書いた出来事の他にも何回か危ないことがありました。
それは主に旅行中です。
薬の売人やぼったくりを仕掛けられるのは日常茶飯事ですし、裏路地でそういう人に話しかけられたときはさすがにちょっとびっくりしました・・・笑
私は早朝、夜は出歩かない、貴重品はできるだけ人に見せないなどを徹底していたので何も巻き込まれることなく済みました。
そして、私の転機となったのが、サハラ砂漠に1人で行ったことです。
正確にはツアーのような感じだったのでそこで友達ができたわけですが、もともとは1人で行きました。
モロッコの砂漠に行ったのですが、実はモロッコはスペインから目と鼻の先であり、私は航空券を往復6000円以下で取ることができたのです。
砂漠はバスに20時間ほど揺られ、ラクダに2時間乗り360度広がる広大な砂漠を進み、みんなでキャンプファイヤーをし、満点の星空を眺める。
日の出を見たのは一生忘れない思い出です。
とはいえ、最初は不安だらけでした。
ツアーの際にレビューがあんまりない会社を選んでしまったのです。
でもそれは杞憂で、最高に楽しかったです。
身体的にはきつかったですが、挑戦してよかったと心から思っています。
社交的になった
皆さんは外国の方と話す時に緊張しますか?
私はそうでした。
もともとあまりコミュニケーションが得意な方ではないですし、ましてや外国人と話すのは・・・という感じでした。
しかし、もし外国で困ったことがあったら自分から助けを求めなければなりません。
ある意味「強制力」が働きます。
冷たい対応をされることもありました。
最初はきつかったですが、慣れてくるとあまり気にしないようになりました。
その経験が功を奏して、一人旅へ行っても意図せず友達ができたりすることがありました。
まだまだ話し上手ではありませんが、留学を経て0から1に進めたような気がします。
芸術や宗教により興味を持った
皆さんは芸術が好きですか?
私はもともと好きでしたが、特に音楽、いやほぼ音楽という感じでした笑
特別絵画や彫刻に詳しかったわけではありません。
ただ、
「ヨーロッパを旅行するならやはり美術館に行っておきたい」
と思って行ったのが始まりでした。
教科書でしか見たことのないような超有名絵画を何個も目にしました。
それを見るだけでも感動したのですが、西洋絵画は大半がキリスト教を題材にしたものです。
「せっかくならどのような場面を描いているかもちゃんと理解したい」
と思い、キリスト教を勉強し始めました。
旧約聖書、新約聖書のまとめ(とは言っても結構詳しく書いてあるやつ)を読んだりしていました。
そうすると
「あ、ダビデとゴリアテのあの場面だ!」
みたいにより理解できるようになりました。
その上で、なぜこの絵画が評価されているのかを考えるのが楽しかったです。
絵の構成、タッチなどにも興味が湧いてきました。
そんなことを考えていたら気付いたら8時間ほど美術館に滞在していたこともありました(狂気の沙汰)
実際ヨーロッパの美術館はめちゃくちゃ広いので回るだけでも一苦労です。
そしてイスラム教にも興味を持ちました。
旅行中に行ったモロッコとトルコはイスラム教でした。
1日5回礼拝をすることは知っていたのですが、衝撃的だったのが「アザーン」と呼ばれる、礼拝を呼びかける音声がその前に流れるということです。
異国情緒に溢れ、圧倒されたのを覚えています。
同じイスラム教の国でもその国ごとによって結構宗派、信仰の度合い、戒律などが違ったりします。
スペインでは若者はキリスト教をあまり熱心に信仰していないと何人かから聞きましたが、イスラム教の国では若者も熱心な方が多い印象を受けました。
日本人は宗教があまり強く土着しなかった文化ですが、外国の方と関わる時に他の宗教のことを知っておくのは一種のマナーなのではないかと感じるようになりました。
このように留学をしたことで、「芸術や宗教についてもっと学びたい」と思うようになりました。
ただ暮らしているだけでは変わらないです
いかがでしたでしょうか?
ここで振り返ってみて気付いたのは新しいことや難しいことに挑戦したから変われたということです。
行く前の自分と比べると何倍も成長できたと思っています。
でも、何も挑戦していなかったらいくら外国にいても変われていないと思います。
大切なのは、人と比べるのではなく、昔の自分と比べることだと思います。
他の人がどれだけ成長していようと、自分が少しでも成長できたと思うならそれだけで最高だと思います。
私は最近
「昨日の自分より1%でもいいから成長しよう」
ということを心がけています。
一歩、いや半歩でも進み続ければ数年後には大きな力になるのではないかと、そう思っています。
この留学体験談は4本立てなので、ぜひ最初から読んでみて下さい!
私がスペインへ留学したきっかけ、行く前の準備ややるべきこと
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今日も読んでくださりありがとうございます!
それでは最高の留学ライフを!